大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

ネイチャーフォトコン入賞作品

ナショナルジオグラフィックメールマガジンに「Wildlife Photographer of the Year」の入賞作品が載っていた。これはロンドン自然史博物館が50年にわたって開催しているネイチャーフォトコンのようで、あることは知らなかった。雑誌『Wildlife』が行っているフォトコンとは別のようだ。
 
タイトル「The mouse,the moon and the mosquito」
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歴史あるネイチャーフォトコンテストだけあって、どの作品も素晴らしい。その中で特に気に入った作品を紹介しよう。
撮影者・Alexander Badyaev , USA
ライティングがすごい。逆光用のスレーブストロボは、ネズミの位置を把握していないとうまくいかない。すごく計算されていて、蚊もポイントになっている。
 
 
 
 
タイトル「Herons in time and space」
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撮影者・Bence Mate, Hungary
夜間撮影で長時間露光とストロボを組み合わせた作品だが、不思議な雰囲気になっている。よく見ると不自然(左の鳥の足の部分など)なので、多重露出しているのかもしれない。 
 
 
 
 
 
 
 
タイトル「Glimpse of the underworld
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撮影者・Christian Vizl, Mexico
メキシコのセノーテ(地底湖)で撮った作品。湖なので、海では見られない光景だ。自然光とストロボ光のバランスが絶妙。水草だけでなく、泳ぐ魚を入れたことで、「生命」の息吹が感じられる。
 
 
 
 
 
 
 
タイトル「Cardinal Sparks」
イメージ 4撮影者・Patrik Bartuska, Czech Requblic 
イソギンチャクにバンガイカーディナルフィッシュの幼魚がいる様子を写した作品。タイトルどおりスパークしているようで、おもしろい。写真を見たとき、撮影地はンドネシアのレンべかなと思ったら、やはりそうだった。
 
 
 
 
 
 
タイトル「Creative Dining」
イメージ 5撮影者・Brian Skery, USA 
イルカが海底の泥を巻き上げて魚群を閉じ込めているところ。賢いイルカの漁を上からわかりやすく撮ったところが評価されたのだろう。撮影者はナショナルジオグラフィックの契約写真家。