大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

レンべ・レアな魚たち(1)

ミミックオクトパスの写真を探した際、久々にレンべのファイルを開けてみた。レアな魚がいっぱいだったので、紹介したくなった。 
 
レンべの位置とリゾート
イメージ 1インドネシアスラウェシ島の北端に隣接する小島がレンべだ。島の間の海峡が主なダイビングポイントで、スラウェシ側に多くのリゾートがある。 
 
 
 
 
 
 
 
 
フェアリーアングラーフィッシュ
イメージ 2大部分のポイントは砂地で、石やサンゴ、人工廃棄物などが散在している。透明度はあまりよくないものの、珍しい生物や魚が多くて飽きることはない。このフェアリーアングラーフィッシュもレアだが、レンべでは比較的よく見られる。カエルアンコウの仲間で、フサフサがあるのが特徴。カラーバリエーションがあり、他に茶色や黒などもいた。 
 
 
 
 
ニセボロカサゴ
イメージ 3カサゴ類も多い。これはニセボロカサゴだが、ボロカサゴやツノカサゴなども見られた。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
40cmくらいしかなかったサメ
イメージ 4ナイトで出会った小型のサメ。外国の図鑑で調べたら、コーラルキャットシャークに似ていたが、確かではない。まだ幼魚のようで、成長とともに模様が変わるかもしれない。 
 
 
 
 
 
 
 
 
バンガイカーディナルフィッシュの若魚
イメージ 5テンジクダイ科のバンガイカーディナルフィッシュ。本来は少し離れたバンガイ島の固有種だが、採集業者が運搬の際にレンべ近くの港で落としてしまったため、分布が拡大したといわれている。現在は遠く離れたバリにも生息している。若いうちはイソギンチャクやサンゴのそばで群れていることが多い。