最近、高知県を紹介するテレビ番組で、清流・仁淀川(によどがわ)を「仁淀ブルー」と表現していた。このほかにもケラマブルーとか、積丹ブルーなど聞いたことがあり、密かなブームのようだ。この何とかブルーを知ったのはだいぶ昔で、ダイビング雑誌の「ケラマブルー」だった気がするが、定かではない。
きっかけはともかく、海や川がきれいに見える場所なら「○○ブルー」としても文句ないようだ。語呂がいい3~4文字が最適かも。ということで、まずは慶良間諸島のケラマブルー。座間味港に入る直前に見える景色。
浅瀬とのグラデーションが素晴らしい
水中は潮の関係や露出の具合で色合いが異なるのではずしたいところだが、八丈島の場合はきれいなことが多いので、あえて水中にする。やはり黒潮の影響が強く、紺碧という言葉がふさわしい。
ユウゼンが泳ぐ背景は、紺碧の八丈ブルー
羽田から那覇に向かう航空機が、沖縄本島の西側を通ることがある。すると伊江島のそばに、クロワッサンの形をした小さな島が見えてくる。水納島(みんなじま)だ。これこそ水納ブルー。
クロワッサンが愛称の水納島。左上は瀬底島と本部半島
奄美では何度も潜っているが、透明度抜群というときは2~3度しかない。このときがその1度で、穏やかだったこともあってボートがはっきり見えた。
奄美ブルー
インドネシアの大半は熱帯雨林だが、コモド諸島は異なる。西オーストラリアからの季節風の影響でサバンナ気候なのだ。そのため島々には樹々がなく、機内から見える風景は異様。その反面、海面はコモドブルーに輝く。
荒涼とした島に映えるコモドブルー