大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

クリーナーシュリンプ(1)

魚の体には寄生虫が付きやすい。自分では取れないので、専門の魚やエビに掃除(クリーニング)してもらう。クリーニングするエビは日本に約10種いて、それらをクリーナーシュリンプという。


ハクセンアカホシカクレエビとヨソギ(赤根)

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40年前、真鶴や熱海・赤根崎でスナイソギンチャクに住むハクセンアカホシカクレエビ(当時はアカホシカクレエビ)が、魚をクリーニングする場面を夢中で撮影した。東京に近い海で貴重な生態が見られることに感動し、生態に興味もつようになった。








オドリカクレエビとハリセンボン(奄美
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オドリカクレエビはヒメハナギンチャクやマバラシライトイソギンチャクのそばにいる。クリーニングに来る魚はフグ類が多いようだ。











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アカホシカクレエビサンゴイソギンチャクジュズダマイソギンチャクなどに共生する。クリーニングにやって来る魚はヒメジ類やエソ類が多く、一緒に共生しているクマノミは動きが速いためにクリーニングすることは稀。









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ナデシコカクレエビはウンバチイソギンチャクに住んでいることが多いが、海外ではセンジュイソギンチャクと共生していることもある。

撮影地・コモド










アカシマシラヒゲエビとキンギョハナダイ
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アカシマシラヒゲエビはサンゴ礁域の岩穴などに生息する。昔はアカスジモエビと呼ばれていた。クリーニングは熱心で、トップクラス。

撮影地・座間味