共生するのはクマノミだけで、しかも幼魚のみ。なぜかというと、砂地では卵を産み付ける硬いものがなく、成熟しても無駄になるために制御するのかもしれない。
以前、ジュズダマイソギンチャクにセジロクマノミの幼魚とクマノミの幼魚が住んでいたのを見たことがある。イソギンチャクとクマノミ類は互いに相性があり、セジロクマノミは住めないはずだが「絶対」というわけではないようだ。
産卵する場所を掃除する(石垣)
ジュズダマイソギンチャクが岩のそばに生息していることが稀にある。そうすると岩に卵を産み付けられるので、クマノミは成熟して繁殖するようになる。
根元が現れた(奄美)
翌日、周りの砂はえぐれたままだが、イソギンチャクは元どおりになっていた。
この写真はそれから2年後に撮影したもので、これを最後に見られなくなった。広い範囲を移動することや砂に埋まることは考えにくいので、おそらく採集されたのだろう。