大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

キツネフエフキの体色変化

38SSP展が富士フイルムフォトサロンで25日まで開催中だ。この写真展で「興奮色のキツネフエフキ」というタイトルで出展している。


キツネフエフキの群れ

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単写真なので変化具合がわかりにくかったかな、という反省もある。ということで、変化具合がわかる写真を揃えてみた。キツネフエフキは単独でいることもあれば、群れることもある。









グループになって小魚を狩る
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コモド諸島では、マルクチヒメジやカスミアジなどと協同で狩りを行うことが多い。そのほうが効率がよいのだろう。上の淡い水色の魚が通常色のキツネフエフキ。










興奮色になったキツネフエフキ                                             

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デジタル写真は秒単位の撮影日時が記録されるので、何秒後に撮影したのかがわかる。上の写真から20秒後に撮った。獲物を前にかなり興奮して不規則な模様を出したのがわかるだろう。
写真展に出展したのは、これから5秒後に撮影したものだ。




 



通常色のキツネフエフキとマルクチヒメジ
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これもコモド諸島での写真。やはりマルクチヒメジとカスミアジで狩りをしていた。右上がキツネフエフキ。











瞬間的に体色を変化させるキツネフエフキ
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回り込んだキツネフエフキは興奮して体色を変化させた。この間12秒だった。瞬間的に体色が変わるので、いつも驚かされる。