大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

みどりのもの

54日は「みどりの日」ということで、海の中でみどりに見えるものを集めてみた。


ミドリイシ類(座間味)

イメージ 1

サンゴ礁を形成する造礁サンゴの多くはミドリイシ科。緑っぽいものが多いからだろう。ちなみに、薄紫の枝状サンゴもミドリイシの仲間。











オグロベラのオス(伊豆大島

イメージ 2

緑色の魚はベラ類が多い。このオグロベラはメスは赤あるいは赤紫だが、オスは緑色。性転換する種で、性が変わると体色も変わる。












ニチリンイソギンチャクの仲間(大瀬崎)
イメージ 3

ベラ類ばかりではおもしろくないので別の生きもので探したら、イソギンチャクの口盤が黄緑だった。











保護色のセダカカワハギ(西表島)                                          

イメージ 4

魚類は概ね体色を変化させることができる。周囲の環境に体色を似せることは、身を守るうえで大切なこと。サボテングサに寄り添う小さな魚を見つけた。










緑の藻が繁茂した砂地(奄美)                                            

イメージ 5

サンゴ礁域に藻類が繁茂するのは、水温が下がる冬。ふだんは真っ白な砂地だが、2月ごろは緑の絨毯が敷かれたようになる。