大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

1年ぶりのコモド(最終回)

今回コモド諸島を2クルーズして気づいたことがいくつかある。最終回は、これまでと比べて変化したことや気づいたことを取り上げてみる。


真っ白になったセンジュイソギンチャク

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まず、全体的に水温が高かった。特に南エリアは27℃くらいあり、今までで最高だった。白化したサンゴはそれほど多くはなかったものの、イソギンチャクが白化しているのはかなり目についた。









1mくらいあるアカマダラハタ
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これまであまり見かけなかった魚を何度か見ると、数が増えたように感じる。でも警戒心が弱まり、姿を見せるようになったのかもしれない。そんな感じがするのが大きなアカマダラハタだ。かなり近づけるようになった。









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どのポイントに潜っても、魚の数が少なくなったような気がする。以前は湧いてくるように思えるほど多かった。気候や海況の変動もあるだろうが、たぶんダイバーの数が増えたからに違いない。









港に停泊する多くのクルーズ船
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世界の海を見ても、ダイバーが多く訪れるようになると、魚の数は減少してしまうのが今までの例。

コモド諸島を最初に訪れた'08年は、クルーズ船も数えるほどしかなかった。だが今では、数えきれないほどに増えている。








クルーズ船から眺める夕日                                              

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クルーズ船の数を規制するのは難しいだろうが、人気ポイントにダイバーが集中しないような対策等は必要かもしれない。

11日から沖縄に行く。ピースボートで知り合ったダイバー3名と座間味島で一緒に潜る予定で、今から楽しみ!