大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

おさかな天国・コモドの海(2)

10年以上通っているコモド諸島で、今までと違うことが二つあった。一つは、南エリアの水温が異常に低かったこと。これまでの最低水温は約23℃だったが、今回手元のダイコンでは20.8℃だった。


ウミカラマツとハタタテダイ
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もう一つは2クルーズ目のとき強風が3日続き、南エリアで1本しか潜れずに引き返したこと。7月は初めてだったのでそのせいなのか、それとも異常気象なのかは定かではない。それでも海の中はさほど変わらず、いつもの魚と出会えた。







センジュイソギンチャクにクマノミ
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日本では、センジュイソギンチャクに住めるのはカクレクマノミハナビラクマノミだけだが…なんとクマノミがいた。まぁ海外ではこうしたケースはよくあるが、いったいどうしてなのだろう。








ガレキをどかすオビテンスモドキ
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ガレ場に現れたオビテンスモドキは、ガレキをくわえてどかし、隠れているエサを懸命になって探していた。










ワモンダコとキンギョハナダイ
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ワモンダコが岩の隙間から姿を現した。通常は捕食者に気づかれぬようすぐ隙間に隠れるのだが、なぜかのんびりしている。周りのキンギョハナダイは邪魔だと思っているのだろうか、盛んにモビングのような行動をとっていた。







ホホスジタルミ
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ホホスジタルミの群れがやってきた。通常はあまり群れないのだが…。しかもかんり近寄っても逃げなかった。