10年以上通っているコモド諸島で、今までと違うことが二つあった。一つは、南エリアの水温が異常に低かったこと。これまでの最低水温は約23℃だったが、今回手元のダイコンでは20.8℃だった。
ウミカラマツとハタタテダイ
もう一つは2クルーズ目のとき強風が3日続き、南エリアで1本しか潜れずに引き返したこと。7月は初めてだったのでそのせいなのか、それとも異常気象なのかは定かではない。それでも海の中はさほど変わらず、いつもの魚と出会えた。
ガレキをどかすオビテンスモドキ
ガレ場に現れたオビテンスモドキは、ガレキをくわえてどかし、隠れているエサを懸命になって探していた。
ワモンダコとキンギョハナダイ
ワモンダコが岩の隙間から姿を現した。通常は捕食者に気づかれぬようすぐ隙間に隠れるのだが、なぜかのんびりしている。周りのキンギョハナダイは邪魔だと思っているのだろうか、盛んにモビングのような行動をとっていた。
ホホスジタルミ
ホホスジタルミの群れがやってきた。通常はあまり群れないのだが…。しかもかんり近寄っても逃げなかった。