大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

マバラシライトイソギンチャク

奄美大島南部を代表するダイビングポイントの嘉鉄(かてつ)は、白い砂地に根が点在している。コースから外れた広々とした砂底に、マバラシライトイソギンチャクがある。大きさはだいたい40cm


マバラシライトイソギンチャク('14.4

イメージ 1

そこに潜るとできるだけ見るようにしている。なぜなら、季節によってイソギンチャクに住む魚の種や数が異なるからだ。傾向としてはミツボシクロスズメダイの幼魚がよく住み、水温が下がる23月はおおむねいなくなる。









オキスズメダイもよりどころに('06.6
イメージ 2

沖縄ではあまり見ないオキスズメダイ奄美にはけっこういて、幼魚は大抵このイソギンチャクにつく。それを見るのも楽しみのひとつ。











肩身が狭いクマノミ'06.8

イメージ 3

以前、ミツボシクロスズメダイの幼魚で溢れんばかりだったことがあった。











クリーニングするオドリカクレエビ'06.6
イメージ 4

また、このイソギンチャクにはクリーナーシュリンプもいて、じっくり観察しているとこんなシーンも見ることができる。











フグの頭をクリーニング('15.4
イメージ 5

このときは大きなフグがやって来ていた。サザナミフグに似ているが、どうやら未記載種らしい。