大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

居候(いそうろう)と呼ばれて(2)

ハナハゼは富山県・千葉県以南の中・西部太平洋に分布する。しかし、奄美以南に分布するものは尾ビレ先端の糸状のものが2本しかない。


リュウキュウハナハゼ(奄美

イメージ 1

そのことから地域変異の沖縄型とされていた。ところが約10年前に別種ということになり、ようやく23年前にリュウキュウハナハゼという和名が付けられた。










ヒメダテハゼのそばに(慶良間)
イメージ 2

行動や生態はハナハゼと同じだが、奄美や沖縄にはダテハゼはいないため、近縁種のヒメダテハゼやミナミダテハゼ、ハチマキダテハゼなどの巣穴に入るようだ。










オニハゼのそばに(奄美
イメージ 3

時折オニハゼの周辺を漂っていることもあるので、入るのかもしれない。












巣穴から出てきた(奄美
イメージ 4

ヒメダテハゼの巣穴に入ったのを確認し、しばらく待ってみた。すると3分くらい経ったころに出てきた。











ダンダラダテハゼの巣穴から(奄美
イメージ 5

ダンダラダテハゼの巣穴に入っていたこともあったので、ハナハゼよりも柔軟性があるようだ。