大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

タヒチの印象深い魚(ランギロア編)

テレビ朝日の「旅サラダ」でタヒチを紹介していた。昔から憧れの海だったが、遠いこともあってなかなか行けなかった。チャンスが訪れたのは'9612月、ケアンズからタヒチまでピースボトに乗船することになり、初めてタヒチ・ランギロアでダイビングした。


オグロメジロザメ。外洋には多い

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タヒチはフランス領で、フレンチポリネシアと呼ばれている。ダイビング客もフランス人をはじめ、ヨーロッパ人がほとんど。外国人は大物好きなので、小物には目もくれない。そんな影響もあって現地ガイドは小物は詳しくない。









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シテンチョウチョウウオの分布の中心は中部太平洋。日本では小笠原に分布している。沖縄にも出現することはあるが、ごく稀。











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ニザダイ科のアカツキハギは、英名でアキレスタン。小笠原の南鳥島で生息が確認されて日本初記録になり、和名が付けられた。











アカボシハナゴイ
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わりと深いところでアカボシハナゴイがいた。撮影していたら現地ガイドが近寄ってきた。あとから魚名を聞かれたので答えた。10cmにも満たない魚は興味がなかったらしく、初めて見たらしい。









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あまりきれいではないが、チョウチョウウオの仲間。カスミチョウチョウウオ属で、群れる習性がある。トンプソンバタフライフィッシュという英名だが、これも小笠原で生息が確認され、トンプソンチョウチョウウオと付けられた。