ヨスジニセモチノウオ(奄美)
ヨスジニセモチノウオも同じときに小笠原から得られた標本を基に日本初記録となり、和名が付けられた。分布はハワイ諸島やツアモツ諸島で、日本は小笠原のみとされているが、、96年に奄美、98年に久米島で生息が確認された。
ニザダイ科の一種で、英名アキレス・タン。ハワイ諸島やポリネシアに分布しているが、小笠原の南鳥島で生息が確認されて日本初記録となり「アカツキハギ」という和名が付けられた。
メイキュウサザナミハギ(奄美)
ニザダイ科のメイキュウサザナミハギはハワイから得られた標本を基に、1955年に新種記載された。日本では97年に小笠原から得られた標本を基に日本初記録に。日本での分布は小笠原と西表だが、奄美でも97年に幼魚の生息が確認されている。成魚は黒褐色で、顔に薄い縞模様がある。
スミツキソメワケベラ(座間味)
スミツキソメワケベラは、インドネシアやマレーシア、ミクロネシアなどでは普通種だが、日本ではきわめて稀。座間味で一度、奄美で二度見たことがある。小笠原には比較的多いようだ。
クチベニソメワケベラ(タヒチ)
クチベニソメワケベラはサモア諸島やタヒチ周辺に分布している。日本では南鳥島で生息が確認され、和名が付けられた。
このほかにも小笠原と関わりが深いのはミズタマヤッコ、シコンハタタテハゼ、コビトスズメダイ、マイヒメベラなどがいる。