ベニオチョウチョウウオ(グアム)
そこで、他の海域で撮影した小笠原に関わりがある魚を紹介したい。
コガネヤッコ(タヒチ)
コガネヤッコの分布もミクロネシアやフィジー、タヒチ周辺なので、小笠原では比較的見られるようだ。沖縄、奄美では出会ったことがない。
シテンチョウチョウウオも分布はコガネヤッコとほぼ同じ。ごく稀に沖縄に出現することがあるらしいが、見たことはない。小笠原では観察例が多いようだ。
テンツキチョウ(ラジャアンパット)
テンツキチョウチョウウオは、小笠原で標本が採集されて日本初記録となり、和名が付けられたらしいが、詳しいことはわからない。その後観察したり撮影されたという話は聞いていない。
キスジゲンロクダイ(コモド)
キスジゲンロクダイもチョウチョウウオ科。日本では見られないのに和名が付いている。なぜかというと、過去に小笠原で1個体のみ採集されて和名が付けられたのだが、以後出現していないらしい。インドネシアなどでは普通種で、カイメンやウミシダなどの底生生物の近くにいることが多い。