多くの魚が繁殖期の最中だったため、卵保護をしている場面にたくさん遭遇できた。特によく見られたのはスズメダイ科。
卵を守るソラスズメダイのオス
ソラスズメダイはガレキの下に穴を掘り、中の天井に産卵するため、卵は見えない。だがこの個体は、見えるところに産んで守っていた。
卵の世話をするコガネスズメダイ
コガネスズメダイもあちこちで見られた。卵は岩の表面に産むので見やすい。苔のような感じで灰色をしている。
真っ赤な卵とクマノミ
こちらは産みたての卵を世話するクマノミ。別のポイントでは、ふ化直前の卵もあった。
貝殻に産み付けた卵を守るマツバスズメダイ
マツバスズメダイは通常岩肌に産卵するが、珍しく貝殻に産み付けていた。その卵をオスが守りながら複数のメスに産卵させるため、たまに離れてはメスを誘っていた。
卵保護するセダカスズメダイ