9/26 のNHK「さわやか自然百景」は、和歌山 田辺の海。ハナイカの繁殖行動やハマフエフキの産卵など貴重なシーン満載だった。撮影はNHK和歌山。ただ残念だったのは、セダカスズメダイの卵保護シーン(右下)がコガネスズメダイと表記されたこと。通常は茶色だが、黄色だったので間違えたのだろう。コガネスズメダイの産卵場所は壁面ではない。また顔も異なる。ということで、スズメダイ類の産卵場所を取り上げてみる。
「さわやか自然百景」より
コガネスズメダイの産卵場所は、水面とほぼ平行の岩場。垂直になった壁面は選ばない。コガネスズメダイの下の黒っぽい部分が卵。
オキスズメダイは、砂地に小さな岩のそばの砂を尾ビレで払ってどかし、小石などを出現させてその表面に産卵する。いくつかある石の黒くなった部分が卵。
フタスジリュウキュウスズメダイも通常は岩肌に産卵するが、このときはたまたまサンゴだった。
テーブル状に突き出たサンゴに産卵中(マブール)