大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

初夏の柏島(4)

24日午後から、荒俣宏、さとう俊両氏が加わった。荒俣氏には何度かお会いしているが、一緒にダイビングするのは初めて。お二人は元々磯採集の仲間で『磯あそび』を共著で出版している。また、弟の荒俣幸男氏と3名で『磯採集ガイドブック』も出されている。


浅瀬のサンゴ。たぶんエンタクミドリイシ
イメージ 1そんなわけで、とにかく魚類にはめっぽう詳しくてマニアック度は半端ではない。アマクサヨウジとハチジョウボウヨウジの違いを確かめたい、などとダイビング前に話しているほど。









撮影中の荒俣氏(右)とさとう氏
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お二人は写真もされていて、目についた魚、ガイドさんに教えられた魚にレンズを向けていた。また、お二人共GoProを棒の先に取り付け、離れた魚を撮影している姿が印象的だった。








イナズマヒカリイシモチ
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荒俣氏らが撮影していたのはこの魚。イナズマヒカリイシモチ。











 ズグロダテハゼ                                                              
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近くにはズグロダテハゼがいた。15年前に新種記載された共生ハゼだ。











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さらに深いところにはナギナタハゼもいた。これらの珍しい魚が一つのポイントで見られるのだから、柏島恐るべし! 荒俣氏も興奮されていた。
ちなみにナギナタハゼは、数年前まではホムラハゼ属の1種だったが、'12年7月に新種記載され、和名が付けられた。