大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

今年の出来事(3)

5月に奄美大島で採集したフグは、国立科学博物館の松浦啓一氏によって新種記載された。 
 
 
新種記載論文の一部
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その論文は9月6日付けで日本魚類学会の英文誌、Ichthyological Researchにオンライン出版された。
フグの学名は Torquigener albomaculosus で、標準和名はアマミホシゾラフグと付けられた。
 
 
 
 
 
 
 
 
出版記念会で挨拶する須賀氏。枠内はマリンダイビングフェアで
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須賀次郎氏の「ニッポン潜水グラフィティ」が『ダイバー』に連載中、ぼくが捜索のバイトをしたことが書かれた。アマチュアだったのに「まだ写真では食べられないので…」と。須賀氏とマリンダイビングフェアで会ったとき、単行本にするというので、プロではなかったと説明したが、どっちでもいいじゃないと須賀氏はあっさり…。しかし、単行本では「サラリーマンで」が入っていた。
 
 
 
 
 
トウアカクマノミも取材した
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11月上旬、NHK「さわやか自然百景 新春特集」のロケで座間味島に行った。季節風が吹き始める時季なので心配したが、案の定高速船が欠航し、那覇に1泊するハメになった。島に到着してもやや風が強くて曇り空。それでも無事にロケを終えることができた。
放送日時:1月4日(日)午前7時~8時48分
 
 
 
 
 
 
『LIFE STORY』の写真集とDVD
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11中旬、BBCから写真集とDVDが送られてきた。『LIFE STORY』で、BBCの動物番組をまとめたものだ。昨年奄美大島でロケしたミステリーサークル&フグも収録されている。特徴は、どのように撮影されたかのメイキングも載っていること。プロデューサーによると、ミステリーサークルのときの放送は高視聴率で、見たのは約5百万人とのこと。
 
 
 
 
 
米の科学雑誌に掲載された論文の一部
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かねてよりミステリーサークルとフグの研究をしている、千葉県立中央博物館 海の博物館・川瀬裕司氏の論文が、12月米の科学雑誌に掲載された。「アマミホシゾラフグ(フグ科)がつくる円形構造物で行われる産卵行動とオスによる卵保護」がそれ。ぼくと伊藤公昭氏(ダイビングガイド)井田彰彦氏(NHKディレクター)の4名共著になっている。