5月30日(土)下関唐戸魚市場(株)活魚センターに於いて「第25回 西日本フク研究会」が開催された。研究会は学者や研究者ばかりではなく、フグを扱う業者も加わっている。
研究会案内書、開催要項、講演要旨
こうしたちょっと不思議なメンバー構成には、下関市の後押しがある。産・官・学が一丸となってフグを世界に広めようとしているのだ。
研究会会場の様子

会場には約60名の会員の方々や報道関係者が集まっていた。今回はアマミホシゾラフグがメインテーマということで、ぼくが最初に「ミステリーサークルとアマミホシゾラフグの生態」と題して画像を映写しながら講演した。
講演される松浦先生
続いてアマミホシゾラフグを新種記載された、国立科学博物館 名誉研究員の松浦啓一先生が「アマミホシゾラフグの特徴」を講演。新種記載する場合の国際的なルールや手順などの説明もされた。その他には「フク市場海外への展開」、「トラフグ属の耳石」、「しらすに混入したフグ稚魚の種同定と毒性」などの講演も。
大皿の刺身は2人分(かなり食べてから撮影)

研究会終了後は、同会場で懇親会。フグ類の情報収集・交換の後はフクを美味しくいただくのが恒例になっているようだ。「てっちり」と「刺身」だけだったが、その量は豪快。タラフク食べた。それにしても、フク専用のポン酢があるのには驚いた。