大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

オグロベラ属(2)

オトヒメベラの日本での分布は、伊豆半島から紀伊半島。沖縄などのサンゴ礁域では見られない。


オトヒメベラのオス(伊豆大島)                                                                   

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最初にオトヒメベラを見たのは伊豆大島だった。その後東伊豆の富戸で何度か出会っている。











模様が変わり始めたメス(富戸)
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オトヒメベラがオグロベラ属と知ったのはわりあい最近のこと。オスはオグロベラのオスとは正反対の体色なので、同属とは思えなかったのだ。しかし、メスを見て納得。メス同士はそっくりだったから。









ヒレを広げたオス(富戸)
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オグロベラが生息している海域は岩場で、ところどころに海藻が生い茂っている場所だ。行動範囲はけっこう広く、素早く移動しているので撮影はわりあい難しい。










まだ若いオス(富戸)
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体色・斑紋は個体によって多少異なる。成長の過程で変化するのが大きな理由のようだが、メスにアピールするときなど、感情によっても変わるのだろう。