大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

今年の出来事(1)

今年も残りわずか。振り返ってみるといろいろあった。そこで海(仕事)に関連した印象に残る出来事を順に列挙してみたい。
 
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昨年海外の雑誌等にミステリーサークルに関する写真をずいぶん貸した。デンマーク科学雑誌とは昨年11月ごろにやり取りをしていて、年が明けてから掲載誌が届いた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カクレクマノミ。枠内はイソギンチャクを食べるシーン
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昨年8月下旬から座間味島でロケしていたNHKダーウィンが来た! カクレクマノミの素顔」が、4月13日放送された。クマノミ類とイソギンチャクの共生関係は表現しにくいものだが、ニセフウライチョウチョウウオがイソギンチャクを食べに来たのをカクレクマノミが追い払うシーンが撮れ、粘ったかいがあた。
 
 
 
 
 
『マリンダイビング』コモド特集の一部
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『マリンダイビング』でコモド諸島特集の企画があった。今回は「ダイブドリームインドネシア」を利用しているお客さんと写真家の写真で構成するとのこと。他の方とかぶらないように何点かお貸しし、5月10日発売の6月号に掲載された。 
 
 
 
 
 
 
 
写真展会場と作品集
イメージ 4所属している「日本自然科学写真協会」(略称SSP)では毎年写真展(SSP展)を開催している。今年も東京展は富士フイルムフォトサロンに於いて行われ、ぼくは「ギンガメアジの婚姻色」を出品。また、SSP展に併せて作品集『Nature Photography 2014』も発行された。 
 
 
 
 
 
 
観察する研究者たち。枠内は標本づくり
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ミステリーサークルをつくるフグが新種の可能性が極めて高いとのことで、標本を採集する必要が出てきた。当初は、フグ科魚類分類の権威である国立科学博物館の松浦啓一氏が採集する予定だった。しかし、諸事情で代わりの研究者3名が奄美に行くことになり、ぼくも同行した。採集や標本づくり、標本撮影が間近で見られて勉強になった。