大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

ギンポの魅力的なアングルとは!?

ギンポ類は被写体として人気がある。可愛いというのが最大の理由だが、角度によってはそう見えないこともある。中には何も考えず、接近できたので撮ったという人も多いはず。そこでヒトスジギンポを例に、魅力的なアングルを探ってみよう。 
 
ヒトスジギンポ
イメージ 1
これは図鑑用に撮影したもの。図鑑は種を調べることが主な目的なので、体型や体色、模様などがわからなければならない。巣穴の中では全身が見えないので、写真が1点しか掲載できない図鑑には適さない。 
横から撮ると可愛さは普通。
 
 
 
 
 
 
顔のアップ('86年10月)
イメージ 2昔、コンタックスの一眼レフを使用していた時代がある。当時はマクロレンズがなかったので85mmレンズに超接近できるクローズアップレンズを付けて実験的に撮影したのがこの写真。両目が見えたほうが表情豊かになる。 
 
 
 
 
 
 
巣穴から顔を出すヒトスジギンポ
イメージ 3ヒトスジギンポを上から撮るとこうなる。上目づかいで可愛いという人がいるかもしれないが、大半は可愛いという概念は持たないと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
表情豊かなヒトスジギンポ
イメージ 4口と真正面に向かい合うアングルが最も魅力的に見えると思うが…。
こうしたものはかなり好みが左右するので、もっとよいアングルがあるのかもしれない。
撮影中は気づかなかったが、 口の下に寄生虫のようなものがついていた。こういうこともあるので、被写体選びには注意しよう。