大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2枚の組写真

先日、富士フォトギャラリー銀座で開催された写真展「水のとき」Vol.7を見た。出品者は水中写真愛好家グループで、企画・監修は中村征夫氏が行っている。



写真展「水のとき」会場

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今回は2枚の組写真での展示だった。このような試みは初めてだと思う。ものによっては2枚のほうが表現しやすいが、慣れないと戸惑う。比較的つくりやすいのが「ビフォーアフター」だ。ただ、同一被写体とわかるように撮る必要がある


その他には画角の異なるレンズを使ったり、アングルを変えたりするのが組写真の手法といえる。今回の作品を見て、連写した中の画像をチョイスしたというのが多かった。













真栄田岬にダイバーの大行列
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12年前沖縄本島にいるときに台風と遭遇。ボートもビーチもダイビンは無理という状況で、真栄田岬だけは静かというので行ってみると、すでに大行列。列の先はどうなっているのか。





左の丘から見た風景が下の画像。 


今だったら海上からドローンで撮れば、1枚で表現できる。











卵の世話をするゴマモンガラ

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2枚の組写真は好きで、10年前にスライドショー「海の中の記憶~たった2枚の物語~」をつくったことがある。大部分が「ビフォーアフター」で、2枚の間に時間経過を示す「〇〇後」を入れる構成だった。
ゴマモンガラの画像もそのときの作品。








襲って来た~!












ジャノメナマコ                                                                     

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レンズを替えて撮った組写真がこれ。ガレキの海底に横たわるジャノメナマコ。環境も写したかったのでワイドレンズで撮影。









体内に住むカクレウオの仲間が顔をのぞかせていたので、マクロレンズで接写した。












海底に放置されたイカ
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イカリの画像もスライドショーでのもの。また、写真集「奄美 生命の鼓動」にも収録した。











サンゴが大きく育っていた