珍しい魚が数多く見られる奄美だが、訪れるダイバーは沖縄と比べると圧倒的に少ない。交通の便や割高な航空運賃が主な理由だが、マンタのような大物が少ないというのもあるような気がする。
通常は岩陰にいるが、なぜか出てきてくれた
アカククリの若魚がいた。幼魚は体の周りがオレンジ色で縁取られているのでこの和名になった。成長すると徐々にオレンジ色は消えてくるが、顔のところは若魚になっても残る。 全長約3ｃｍのトノサマダイの幼魚
サンゴの中にいるトノサマダイの幼魚を見つけた。チョウチョウウオの仲間で、成長するにつれて行動範囲を広げる。
卵保護をするササスズメダイ
ポイントのブイを固定しているアンカーの筒の部分から、ササスズメダイが顔を出していた。卵を守っているのだろう。これはかつていろいろな魚が利用した人気ある筒なのだ。
卵（濃い灰色）を守るオヤビッチャ
大きな根の上で、多くのオヤビッチャが卵を守っていた。ダイバーが近づくと怖がって逃げるので、ベラ類や他の魚が食べに来る。周辺の魚は学習しているので、注意が必要だ。