奄美で最も好きなポイントは「三角岩」。変化に富む地形で魚種が豊富ということが好きな理由だろうか。ただ潮が速いことが多いので、潜れる機会はそう多くない。
オーバーハングのイソバナ類。地形も魅力的
潮通しがよいのでサンゴ礁の棚の上は、ブダイ類やハギ類の産卵場所になる。初夏から秋にかけてよく見られる。
トサヤッコのオス。白機内はメス
このポイントで気になるのはトサヤッコとヤイトヤッコ。本来は深みにいることが多いのだが、ここでは13m前後とけっこう浅い。20数年前の初奄美のときから観察を続けている。今回はトサヤッコのオスが2尾、メス3尾、ヤイトヤッコはオス、メスとも2尾ずつだった。
ヤイトヤッコのオス。白枠内はメス
以前はトサヤッコとヤイトヤッコのオス同士が争っていたが、今回はそのようなことはなかった。しかし、トサヤッコのオス同士がケンカをするのを見てしまった。
なぜか多いセナキルリスズメダイ
三角岩に潜っていつも感じることは、セナキルリスズメダイが多いということ。他の海ではこんなに群がっているところを見たことはない。もしかしたら世界一かも…