きょうで関東大震災発生からちょうど100年。節目の年とあって、各テレビ局では関連番組を放送している。また、当時の少ないデータを最新技術でわかりやすく視覚化する研究も行われている。津波がその1例で、相模湾で発生した津波をシュミレーションした映像が公表された。
関東大震災で犠牲になった身元不明者の遺骨は、墨田区の東京都慰霊堂に安置されている。また、東京大空襲で亡くなられた身元不明者も眠っている。そのため、3月10日(春季慰霊大法要)と9月1日(秋季慰霊大法要)に大法要が行われ、皇族の方が参列することになっている。
今年は100年という節目に当たるためか、数日前よりお堂の前にライトが灯されていた。竹筒に模様の穴を開け、中にLEDライトを仕込んだものだ。
竹筒の照明
慰霊堂のそばには東京都復興記念館もある。大震災や大空襲の絵画や写真、街の模型などが展示されている。いつもは閑散としているが、さすがに今日はいっぱいだ。
混雑する東京都復興記念館入口
11時半ごろから大法要が行われるため、参列される方および献花をされる方が並び始めた。今回は、秋篠宮ご夫妻が参列されたようだ。
関東大震災が発生した当時は木造建築が多かったため、火災によって焦土化したという。延焼を食い止めたのは広場、森林、崖などだったようで、以来、都市計画では防災の要として公園を多くつくるようにしたらしい。
参列および献花に並ぶ方々
参列や喧嘩のための行列