キンチャクダイ科のサザナミヤッコは、背ビレと尻ビレの後端が糸状に伸びるのが特徴。しかし個体差があり、出会う個体の大部分はビ尻ビレのほうは短くなっている。
サザナミヤッコ(座間味)
先日、須磨水族園の水槽で見た2尾のサザナミヤッコは、背ビレと尻ビレの後端がものすごく長かったので驚いた。サザナミヤッコに限らず、糸状のヒレは岩やサンゴなどにこすれたり、他の魚からつつかれて切れる場合が多い。水槽内ではその可能性が高いと思っていたので、意外だった。
サザナミヤッコ(コモド)
そこで今までの写真を調べてみた。やはり多くは尻ビレの先は切れて短くなっている。
サザナミヤッコ(座間味)
だが、24年前に奄美で撮ったサザナミヤッコは両方とも長かった。どうしてこの長さを保っているのは知る由もないが、とりあえずは安心?した。ちなみに、須磨水族園のサザナミヤッコの尻ビレの後端は、この写真の個体よりも長かった。
糸状に長く伸びた個体(奄美)