大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

コモド諸島クルーズ2018(4)

クルーズ船は北上し、北と南の中間に位置する中央エリアに。代表的なポイントは「ピンクビーチ」。赤い骨格のクダサンゴの一種が、長い年月の間に波などによって細かく砕かれ、白い砂と混じってピンクに見える。 ピンクビーチ。ボートの先がポイント ピンク…

コモド諸島クルーズ2018(3)

南エリアを代表するもう一つのポイントが「マンタアレー」。いうまでもなくマンタが見られるポイントで、クリーニングとフィーディングとホバリングするエリアがあり、潮の流れなどの状況によって、出現するエリアが異なる。 ホバリングするマンタ 水路に行…

コモド諸島クルーズ2018(2)

北エリアでダイビングを終え、クルーズ船は一気に南下。翌朝、南エリアの代表的なポイント「カーニバル」のそばに停泊していた。南エリアはオーストラリア沖からの湧昇流の影響により、栄養分豊富な冷たい海水が入り込む。そのため生物相は北エリアとは異な…

コモド諸島クルーズ2018(1)

コモド諸島ダイブクルーズは、フローレス島のラブハンバジョーから日曜日に出港する。そのためクルーズ参加者は、基本的にはバリ島に土曜日集合で、翌朝国内線でフローレスに向かう。 消火器をタンクに見立てた壁画 今までバリへは成田からの直行便だったが…

コモド諸島の魚たち

明日からコモド諸島ダイブクルーズに行く。コモドに初めて行ったのはちょうど10年前で、いろいろな魚が見られたうえにエキサイティングなダイビングができた。以来毎年のように通っている。 ウロコマツカサ 今回は10年目を記念(?)して、2008年に撮影した写真…

気になるヒフキアイゴの黒斑

アイゴ科のヒフキアイゴは紀伊半島以南の西部太平洋、インド洋に分布している。本州で見られるのはたぶん幼魚で、成魚が主に生息するのは沖縄などサンゴ礁域。また、熱帯域に分布するのは体側に黒斑がない、フォックスフェイスという別種になる。 個体によっ…

浮遊系生物写真

浮遊系生物写真が流行っている。ほとんどの生物はふ化と同時に浮遊生活をするので、それらに目を向けることで新たな発見もあるようだ。撮影方法は、夜間にボートからライトを吊るし、灯りに集まって来る生物を写す。 峯水氏の写真。DIVER 9月号より 16年、ナ…

「ヒメ」と付く魚

魚の名前には「ヒメ」を冠したものがわりあい多い。列挙するとヒメツバメウオ、ヒメウツボ、ヒメアイゴ、ヒメギンポ、ヒメオニオコゼ、ヒメダテハゼなど…。 南方系のヒメダテハゼ これらを見てみると、例外はあるものの「ヒメ」が付かない種より体が小さい。…