大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

コモド諸島クルーズ2018(4)

クルーズ船は北上し、北と南の中間に位置する中央エリアに。代表的なポイントは「ピンクビーチ」。赤い骨格のクダサンゴの一種が、長い年月の間に波などによって細かく砕かれ、白い砂と混じってピンクに見える。


ピンクビーチ。ボートの先がポイント
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ピンクビーチはこの付近にいくつかある。このビーチは人気の観光スポットにもなっており、多くの人が海水浴を楽しんでいる。この沖がダイビングポイントだ。









鮮やかな底生生物とチョウハン
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中央エリアでもこのあたりは南からの海流の影響が強く、色彩豊かなイボヤギ、ウミトサカ、イソバナなどの底生生物が多い。沖に向かって根が突き出ていて潮が当たるため、たくさんの魚が集まる。








群がるコガネスズメダイ                                           
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根が終わるあたりから転石帯の斜面になる。ムチカラマツやウミカラマツも見られ、コガネスズメダイが群がっている。










丸くなったセンジュイソギンチャク
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岸のほうに戻ると、ハナビラクマノミが住んでいるセンジュイソギンチャクが丸まっていた。センジュイソギンチャクの裏側は紫やオレンジ、白などさまざま。









集まって来たミゾレチョウチョウウオ                                                 
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撮っていると、ミゾレチョウチョウウオなどが集まって来た。オヤビッチャの卵があったのだろうか。あったとすれば、オヤビッチャが人間に恐れて離れたため、食べに来たようだ。でもオヤビッチャは近くにいなかったし、卵が産み付けられている様子もなかった。もしかしたら数日前まで卵があり、捕食者は条件反射で来たのかもしれない。