先日出版記念会でいただいた単行本『ニッポン潜水グラフィティ』(須賀次郎著、成山堂書店発行)を読んでいる。『月刊ダイバー』連載のものと同じはずなのに違ったおもしろさがあり、つい引き込まれてしまう。
須賀次郎著の『ニッポン潜水グラフィティ』
知っていることや知っている人が出て来るたびに、自分の体験と重ね合わせて懐かしくなる。そこで自分の『グラフィティ』を書いてみたい。
リバイバル上映で買ったパンフレット
映画「青い大陸」や「沈黙の世界」の話も出てきた。どちらも中学生のときに課外授業で観た。記録映画だが、同時期観た宇宙映画と同じようで、実感はなかった。
海中公園情報の猪野氏の記事と緑の本は功績を称える記録
水産大学の先生でアワビ研究の第一人者・猪野峻氏も登場した。'64年に『海底散歩の楽しみ方』(西東社)を出版されていて、夢中になって読んだ。後に猪野氏は海中公園センターの理事に就任。当センターの機関誌『海中公園情報』の原稿の件で打ち合わせに行ったときに、猪野氏と初めてお会いした。
コスジイシモチとアカホシカクレエビ('80年撮影)
後日林先生から連絡があり、このエビの清掃共生は知られていないので、甲殻類学会で発表したいとのこと。後に鳥羽で開かれた学会で林先生は連名にして発表された。人とのつながりはとても大切だと感じた出来事だった。
豪華な大事典。重さは5kgもある