最近は緩和されたが、それでも臆病な魚はたくさんいる。そのようなカメラマン泣かせというべき魚で、偶然撮れたものを紹介しよう。
ナンヨウハギは接近すると幼魚はサンゴの中へ、成魚は離れて逃げて行く。このときはなぜか、撮ってくださいという感じで静止していた。
ロクセンヤッコ(慶良間)
ロクセンヤッコもなかなか近寄れない。気配を察知すると、すぐに逃げて行く。このときは不思議にも向こうから近づいて来て、目の前でエサを探しだした。
イロブダイのオス(慶良間)
イロブダイのオスは日本では少ないうえ、いたとしても気配を感じると遠ざかる。エサを探しながら移動している場合が多いが、このときはエサ探しに夢中で、ぼくの存在に気づくのが遅かったようだ。
シチセンベラ(慶良間)
シチセンベラは洞窟やオーバーハングのような暗い所に生息している。接近すると一定の距離を保ちながら壁伝いに逃げて行くことが多い。
このときはどういうわけかサンゴ礁に出てきていて、カメラを向けても逃げ出すことはなかった。