幼魚期は体の色が白く、黒褐色の斑点が全身に入っていて背ビレが大きい。成長するにしたがって体の後部は赤みを帯びるようになる。サンゴや岩肌に繁茂する藻類をエサにしている。
同科のギンポ類と比べて背ビレが大きく、体高も高い。それが和名の由来と思われる。
警戒心が強いとはいえ、サンゴの上に乗って気晴らししていることもある。しかし近寄るとすぐに隠れてしまう。したがって青をバックに撮るのはかなり難しい。
繁殖期は初夏から夏で、産卵もサンゴの隙間で行う。運がよければ黄色の卵を守っている姿が見られるかもしれない。