魚の和名は、体色や模様を由来にしたものが多い。しかし中には、どうして?と思うような和名もある。オウゴンニジギンポもそんな魚で、「黄金」とはちょっと違う。
巣穴から顔を出すオウゴンニジギンポ
大きさを比べる側面誇示
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/youjiuo/20190914/20190914093018.jpg)
縄張り争いがたまに見られる。にらみ合ったり、すれ違う態勢で体の大きさを比べる「側面誇示」をしたり、それでも決着がつかないと激しくぶつかり合うこともある。
群がるのはどういう意味か
そうかと思えば10尾前後で群がっていることもある。
産卵に巣穴へ入ろうとするメス(左)
奄美での繁殖期は春から初夏で、オスがトリッキーな動きでメスを自分の巣穴へと誘導する。巣穴に着くと先にオスが入って位置を示す。そして産卵準備ができたメスと交代し産卵。産み終わったメスとまた交代して受精させる。外見では区別がつかないが、繁殖期はメスの腹部でわかる。
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/youjiuo/20190914/20190914093031.jpg)