モンガラカワハギ科のクマドリはやや地味なせいか、注目されることが少ない。注意深く観察すると、おもしろいところがいっぱいあるのに…。
沖縄のクマドリ
まず、地域変異。尾柄部(尾ビレのつけ根付近)の黒い斑紋は、太平洋のものとインド洋のものでは異なる。これは太平洋産で黒斑は丸い。
モルディブで出会ったクマドリ
インド洋で見られるクマドリは、尾柄部の黒い斑紋が丸ではない。
クマドリのオス
地域とは無関係に、オスとメスでも模様が異なる。顔に縞模様がないのがオス。
クマドリのメス
メスの顔には縞模様がある。
縞模様が中途半端なクマドリ
奄美でこんな顔のクマドリに出会った。いま流行りの「オネエ」だろうか。