大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

トンガリサカタザメ

だいぶ前のことだが、今の時季になると奄美大島南部に大物が出現していた。それもピンポイントで。全長約3mもあるトンガリサカタザメだ。



3mほどのトンガリサカタザメ

イメージ 1

大抵砂地にある根のそばに着底していて、一度だけ2尾いたこともあった。ただし警戒心強くて近寄れない。この写真は、いつもの根のだいぶ手前にいたときのもの。











 逃げるトンガリサカタザメ                                                               

イメージ 2

隠れる場所がないため、そーっと近寄ったが、気配を察して逃げ去ってしまった。あとで写真を見ると、ホンソメワケベラやコバンザメがまとわりついていた。











海外の2冊の図鑑のトンガリサカタザメ
イメージ 3

海外の図鑑には英名で「ホワイトスポテッド ギターフィッシュ」と書かれている。上から見た体型がギターっぽく見えるからのようだ。それはさておき、海外のトンガリサカタザメは警戒心が強くないのだろうか。どの写真もかなり接近して撮ってる。







根に身を隠しながら近寄って撮影

イメージ 4

いつも現れるところなら根に隠れながら接近できるかもしれない。そう思って試してみた。たまたまマクロレンズ付きのカメラだったので全身は写らなかったが、かなり近寄ることができた。このときもコバンザメとホンソメワケベラがいた。クリーニングが目的でやって来ることは確かなようだが、なぜこの時季なのかは不明。そして56年前から見られなくなったのはなぜなのか。ちなみに、サメと付いているが、エイの仲間だ。