大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

インドネシアへの思い(ラジャ編)

新型コロナウィルスの感染者数が増えている東京だが、それより深刻なのがタイやインドネシア、マレーシアなどの東南アジアだ。中でもインドネシアでは毎年ダイブクルーズをしていたものの、昨年から中止になっている。一刻も早く元に戻ってほしいという願いを込め、振り返ってみたい。まずはラジャアンパット。ニューギニア島の西側にあるエリアで、最初に訪れたのは09年。魚影が濃いのに驚かされた。

イエローリボンスイートリップスの群れ(092月)

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マンタポイントもあり、運がよければかなりの数を見ることができる。最初のときはマンタポイントに二度入り、飽きるほど見て撮ったので、しまいには贅沢にも脇役になってもらうことにした。

主役のアヤコショウダイの後方をマンタが通る(092月)

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通常ピグミーシーホースは、ヤギ類の陰に隠れていたり、後ろ向きになっている場合が多いのだが、ここのピグミーは、とても撮りやすい場所にいてくれた。

撮ってください、という感じのピグミーシーホース092月)

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ヒラヤギの仲間だと思うが、赤くてきれいな枝のところにヤマブキスズメダイが産卵していた。卵を産み付けているところは、おそらく表面をはみ取ったのだろう。

ヒラヤギの仲間に産卵中のヤマブキスズメダイ1311月)

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センジュイソギンチャクが丸まり、カクレクマノミが触手に入れず困っているようだった。後から写真を見たら、胸ビレの影がオレンジ色になっていたので感動した。ストロボを真上から当てたからだ。

センジュイソギンチャクとカクレクマノミ092月)

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