大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

紅海固有種

紅海はダイビングを始めたころからの憧れ。映画や本で知ったのだ。最初に訪れたのは1985年で、その後二度行っている。紅海はインド洋の一部ともいえるが、閉鎖的な環境、固有種が多いことで、区別する学者もいる。そこで紅海固有種を取り上げてみる。最初はメギス科で、日本でいえばクレナイニセスズメだが、比較的明るい場所にいる。
オーキッドドティバック。別名フリードマンフィッシュ

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ハナダイ類にも固有種がいる。体側に白のラインが入っているのがオスで、メスにはラインはない。
レッドシーフェアリーバスレット。別名ストライプトアンティアス

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イシヨウジの仲間で、色がきれい。大抵ペアで行動している。
ブラックブリーステッドパイプフィッシュ

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日本でいえばフタスジリュウキュウスズメダイだろう。通常は白っぽいが、なぜか体の下側が黒ずんでいることもある(白枠内)。
レッドシーダッシラス

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トゲチョウチョウウオは太平洋やインド洋にも分布するが、紅海のものだけ背ビレに黒斑がない。正確には地域変異なのだが、インド洋のものとも違うので固有種扱いにした。
紅海のトゲチョウチョウウオ

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