大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

秋の奄美ロケ(3)

11月に入って曇る日が多くなった。時折小雨が降ることも。北風で日差しがないときはやはり寒い。先月28日までは古仁屋の民宿に宿泊していたが、29日からは嘉鉄のペンションに移った。


宿の前の嘉鉄海岸(112日、午前7時)
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水温もロケ当初より1℃下がって、24℃台に。撮影場所はずっと同じポイントで、昨日(112日)までに30本潜った。









ボートの近くのサンゴ域
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同じところに何度も潜って観察・撮影を続けることは、個人では到底無理。飽きることもあるが、貴重な体験であることに変わりはなく、学者や研究者でも目にしたことがない魚類の行動が見られるのは、やはりうれしい。






全長約4cmヒレナガハギ
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サンゴを隠れ場所にしている魚は多い。ひときわ目立つヒレナガハギの幼魚を見つけた。色合いがきれいなので、見つけると必ずレンズを向けてしまう。








墨を吐くワモンダコ
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水深3m付近を移動していると、ワモンダコが岩陰から出るところだった。急いでシャッターを切ったら、墨を吐きながら逃げて行った。








内湾性のスジモヨウフグ
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サンゴ域から北の方向に進むと砂泥底になる。ときどきスジモヨウフグが「散歩」している。何度も出会うので、このあたりが住み場所なのだろう。
内湾性のフグで、穏やかな入り江の砂泥底で見かけることが多い。