大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

秋の奄美ロケ(1)

奄美ロケを始めて10日が過ぎた。連日快晴で、こんなことはとても珍しい。


古仁屋港の近くの灯台
イメージ 1ロケをしている場所は大島海峡の奧。奄美大島加計呂麻島に挟めれた大島海峡は常に穏やか。










瀬戸内町の景勝地・ホノホシ海岸
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昼食は、状況によって弁当だったり古仁屋の食堂で食べている。
この日は5月の8Kロケのときによく行っていた、ヤドリ浜の食堂で食べることに。時間がまだ早かったので、ホノホシ海岸に寄った。岸は波で丸くなった石で敷き詰められている。





サンゴの群落
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今回のロケ地は内湾の砂泥底で、ところどころに岩があったり、近くにはサンゴの群落もある。枝状サンゴのところには、ニセクラカオスズメダイヤスジチョウチョウウオなど珍しい魚もいるが、目的の魚ではないため見るだけにしている。






クロリボンスズメダイ
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ブイのロープを結んだ岩には、クロリボンスズメダイが群がっている。このスズメダイはタイのタオ島に多い。日本では八重山諸島で見られるが、沖縄本島慶良間諸島ではあまり生息していない。沖縄より北に位置する奄美になぜ多いのかは謎。







胸ビレで卵に水流を送るオス
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水温は25℃台で、平年よりやや低い。台風が多かったため、深いところの冷たい水が混ざったからに違いない。
クマノミが卵の世話をしていた。ちなみに奄美や沖縄のクマノミは、1年中繁殖している。