大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

初夏の柏島(2)

柏島は海流の関係なのか、珍しい生きものが多い。それに加え、生物に詳しい各ダイビングサービスのガイド陣が切磋琢磨しているお陰で、常にレアな生物を見たり撮影できる。


サンゴ域を群れで移動するカゴカキダイ                                                                 
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しかしそれがどんどんエスカレートし、普通に見られる魚は無視される傾向にあるのは残念でしかたがない。ここでは敢えて、サンゴ礁域ではあまり見られない、温帯域の普通種を集めてみた。









サンゴの陰で休むメジナ
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メジナもよく見られる。群泳しているときと岩陰で休んでいるときがあるが、いずれも接近するのは困難。










超接近してきたイラ
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イラは人を恐れずにやって来る。ダイバーが海底の石などを蹴ると獲物が現れるからだろう。











トサカとカワハギのオス
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カワハギも多い。砂の中に潜むエサを探す姿がよく見られる。ホタテツノハゼにレンズを向けていたら、カワハギが来て引っ込めてしまったことも。









婚姻色のイトヒキベラ                                                                
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イトヒキベラは今ごろが繁殖期。オスが婚姻色になって激しく泳ぎ回り、盛んにメスにアピールしていた。