変身!? 驚きの婚姻色 （2）

婚姻色になるとビックリするほど変わる魚を取り上げているが、改めて見てみるとスズメダイ類が多い。 

 

通常の体色（白枠）と比べると別人?（ラジャアンパット）

テンジクスズメダイもすごい変身ぶりに、最初はわからなかったほど。しばらく観察していたら次第に本来の体色に戻ってきたので、ようやくわかった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

婚姻色のオキスズメダイと通常色（奄美）

オキスズメダイは水色と淡い茶色が混ざったような体色なのだが、婚姻色では少し濃くなって体側に白っぽい太めの帯が現れる。

しかし婚姻色になっている時間は短く、すぐに通常の色に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

婚姻色で求愛するギンガメアジ（コモド）

ギンガメアジの婚姻色は全身黒。婚姻色のオスは、群れの中にいるメスを追いかけて誘い出し、ペアを形成する。

回遊魚が婚姻色で真っ黒になるのは、本種とナンヨウカイワリくらい 。ロウニンアジも黒くなることはあるが、婚姻色かどうかは不明。

 

 

 

 

 

 

婚姻色で求愛するコガネアジ（パプアニューギニア）

コガネアジの求愛を何度か観察したことがある。オスは背中付近を黒っぽくした婚姻色になり、3～4尾で 1尾のメスを追いかけるというのが求愛パターン。そのうち競り勝ったオスがペアになれる。

コガネアジは全身黄色の個体（白枠内）も多いことからこの和名が付けられている。