大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

25年ぶりの西表島(3)

先島諸島にはアカネハナゴイが多い。今回ダイビングしたポイントでは、キンギョハナダイよりもはるかにたくさん見られた。


 サンゴに群れるアカネハナゴイ                                                                 

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沖縄本島や慶良間ではほとんど見られないのに、わりあい近い渡名喜島久米島にはたくさん生息しているので、不思議な分布をしている魚といえる。










アカネハナゴイが群がるサンゴの根
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水深約4mにある三畳ほどの広さの根で、赤いのはアカネハナゴイ。上の写真は左下から撮った。











ヒトヅラハリセンボン
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根を上から撮影したくて、アカネハナゴイを狙うお客さんが立ち去るまで別の被写体を探しているとき見つけたのがこれ。




 







水深49mのロクセンヤッコ
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マニアックなお客さんが多いため、レアなハナダイやスズメダイを狙いに深場の根に入った。フチドリハナダイを撮り終えたところで、ロクセンヤッコがやって来た。ロクセンヤッコは何度も撮っているが、深さ的には新記録だ。









卵の世話をするハマクマノミ
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ハマクマノミが卵を守っている場面に出会った。以前にもハマクマノミの卵は見えにくいところに産むと書いたが、これも例外ではなかった。