大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

座間味ツアー(3)

潜っていてウミヘビに出会うことがある。ウミヘビには魚類と爬虫類がいて、後者は呼吸をするためにときどき水面まで行く。また爬虫類のほうは毒牙があるが、被害例はない。毒牙は小さくて奥にあるからのようだ。


 砂地を移動中のクロガシラウミヘビ                                                           

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今回も砂地で爬虫類のウミヘビに出会った。たぶんクロガシラウミヘビという種だと思う。











接近して当たりそうに
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図鑑用の写真を撮ったあと、もう少し迫力ある写真を撮るため近寄った。カメラに当たるくらいになったときにいたずら心が働き、尾を指でつまんでみた。するとビックリして猛ダッシュ









ひとかたまりに
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そのまま逃げ去るのかと思ったら、なんと自分で絡み始めてひとかたまりになったのだ。










ほどき始めながら進む                                                             

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あまりにも珍しい現象(?)だったので、こちらも猛ダッシュしてシャッターを切ったが、すでに絡まっているのをほどき始めていた。










またひとかたまりに                                                            

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ウミヘビは何もなかったかのように、ゆっくり砂地を進んでいる。しかし1~2分経ったらまたそばまで来た。ビックリしたから絡まったのかを確認するため、もう一度尾をつまむと、同じように絡んだのだ。この個体だけの習性かは知らないが、長年潜っていても、海の生きものはまだまだわからないことばかりだ。