大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

奄美のんびりダイビングツアー(3)

あっという間に11日。ダイビング最終日だ。小雨が降っているが、午後から晴れる予報。通算7本目は清水(せいすい)。ミステリーサークルを探しに沖へ向かう。水深27mの砂地を探索していると、つくり始めて2日目くらいのものがあった。


清水でミステリサークルを発見

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アマミホシゾラフグはいないが、すぐそばに使い終わったと思われるサークルがあった。10m離れたところにもつくりかけのサークルがあったものの、やはりフグの姿は見当たらない。深いので早々に引き返した。









 フグが左のほうで溝を掘っている                                                             

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8本目は嘉鉄。朝に潜った別グループが、ミステリーサークルをつくっているフグを見たとのこと。その場所に行くとミステリーサークルがあった。だがフグはいない。やや離れたところを探すと、フグがつくっている最中のミステリーサークルがあった。








懸命につくるアマミホシゾラフグ
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目的のものを目の当たりにし、みなさんは興奮気味に撮影していた。












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9本目が最後のダイビングで、三角岩。いちばん好きなポイントだ。潮の流れが多少あったためか、オーバーハングのところに生息するハナゴンべが群がるように浮遊し、外に出ているものもいた。









ヤイトヤッコのメス
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このポイントで気になるのはトサヤッコとヤイトヤッコの生息数と互いの関係で、潜る度に記録している。どちらもハレムを形成し、その時によって勢力が違うために縄張りの境界線が変わるのだ。今回はヤイトヤッコのオスが1尾、メスが2尾いた。一方、トサヤッコは1尾も見られなかった。こんなことは初めてで、一体何があったのだろう。