大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

おさかな天国・コモドの海(4)

今回のコモドはネムリブカが多く見られた。5~6尾で遊泳しているといったシーンもよくあった。

遊泳するネムリブカ
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そもそもネムリブカは、海底でじっとしていることがほとんどなのでこの和名が付けられた。特に日本では「眠っている」状態が多いのだが、海外では遊泳している場合がよくある。








背ビレの先が白いのがネムリブカの特徴
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朝早い時間帯は獲物を探すためなのだろう、海底近くやダイバーのすぐそばを通り過ぎる。










コガネシマアジ
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これは7年前に撮影したコガネシマアジの幼魚。といっても全長20cmくらいあった。この魚は幼魚期にサメやマンタと行動を共にするので「パイロットフィッシュ」とも呼ばれる。








80cmのコガネシマアジ成魚
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今回コガネシマアジの成魚に出会った。
コガネシマアジは30cmを超えると鮮やかな黄色は消え始め、銀色に変わる。黒の縞模様も薄くなる。









90cmのオニカマス
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オニカマスがいた。確かコモドでは初めての出会いだ。しかしガイドさんの話では、やや沖の決まったところにいるらしい。岸近くにたくさんの魚がいるので、そこまで見ていなかったようだ。