大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

韓国教育放送奄美ロケ(最終回)

当初のロケ期間は26日までだったが、サークルのつくり始めがやや遅かったため、2
日間延ばした。



マネン崎から見る嘉鉄の海                      

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自然相手なので、23日ずれることがあると事前にスタッフへ伝えていたため、予想はしていたようですんなり決まった。










完成したミステリーサークル                                                          

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2日延長が功を奏した。26日の1本目、サークルBは完成していた。完成の印は中央の円にスジ模様ができること。フグもいてメンテナンスをしている。カメラマンを呼んで撮影させた。










撮影するカメラマン
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2本目と3本目もフグがいて、働いている。サークルBはますますきれいになった。これで明朝産卵する可能性が高くなった。










スジ模様が残ったまま

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ところが翌朝、サークルBの中央のスジ模様はそのまま。スジ模様が消えないとメスが産卵に来ない確率がとても高いのだ。サークルACも中央にスジ模様ができた。撮影チームはもう1日延ばし、延ばせないぼくは器材を洗う。撮影チームの2本目は、ミステリーサークルの調査に来た千葉県立中央博物館Kさんと一緒に潜り、その後は陸撮をした。






 サークルプラザは係留ボートの沖                                                        

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Kさんはぼくと同じ宿だったので、3本目の様子を聞いた。するとサークルAにメスが来たという。夕方メスがサークルの様子を見に来るのだが、そのときにいろいろあってスジ模様は消える。Kさんの話を聞いて、明日は産卵すると確信した。







ハイビスカス                                                             

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翌朝、ぼくが片づけていると、産卵が撮れたと連絡があった。予想より3日遅れたものの、産卵してホッとした。
今回のロケは「性の選択」がテーマの番組で、哺乳類や鳥類、魚類などが繁殖相手をどのようにして選ぶかを各国で取材するらしい。最初がアマミホシゾラフグなのでまだまだ取材は続き、放送は来年末とのこと。
帰京したら奄美より暑くなっていた。