神戸展向けの案内状
条件は文字を入れやすいこと、過去に選ばれていない人という決まりがあり、今回は奄美でダイビングサービスを営む榎本正子さんの作品に決まった。
全紙にプリントされた作品
今はほとんどデジタルデータなので、出品作は事務局にネットで送れる。したがって、セレクト会には以前のように人は集まらない。それでも第一次締切りには30点くらい届いたようで、事務局長がいつものところにプリント依頼。そのプリントをチェックするのがぼくの役目で、銀座の写真弘社に出向いた。
プリントチェックの現場
プリント作業を行う技術者も海の写真を長くやっていることで、昔と比べると良くなった。ただ、仕事柄色をよりきれいに仕上げるサービス精神が強いようで、例えば、東京湾の海の色を小笠原のようにしてしまうこともある。特に撮影者の意図がなければ、あまり不自然にならないように考え、プリントし直していただくことにしている。
プリントし直しの比較
やり直ししていただいたのは7~8枚だっただろうか。それに第二次締切りに届いた作品のプリントも併せ、2回目のプリントチェックを行った。写真はフィリピンで撮影されたジュゴンで、左が最初のもの。水がきれいすぎたので、やり直していただいた。こうしてチェックが終わった作品はパネル貼りされ、今ごろは宅配便のトラックで、神戸を目指していることだろう。