大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

写真展「海で逢いたい」の準備着々

恒例の水中写真グループ展「海で逢いたい」神戸展が、今月14日から開催される。それに先立って準備を進めたが、最初は案内状の制作。11月までに出品された候補の中から選んだ。


神戸展向けの案内状

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条件は文字を入れやすいこと、過去に選ばれていない人という決まりがあり、今回は奄美でダイビングサービスを営む榎本正子さんの作品に決まった。










全紙にプリントされた作品
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今はほとんどデジタルデータなので、出品作は事務局にネットで送れる。したがって、セレクト会には以前のように人は集まらない。それでも第一次締切りには30点くらい届いたようで、事務局長がいつものところにプリント依頼。そのプリントをチェックするのがぼくの役目で、銀座の写真弘社に出向いた。







プリントチェックの現場
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プリント作業を行う技術者も海の写真を長くやっていることで、昔と比べると良くなった。ただ、仕事柄色をよりきれいに仕上げるサービス精神が強いようで、例えば、東京湾の海の色を小笠原のようにしてしまうこともある。特に撮影者の意図がなければ、あまり不自然にならないように考え、プリントし直していただくことにしている。






プリントし直しの比較
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やり直ししていただいたのは78枚だっただろうか。それに第二次締切りに届いた作品のプリントも併せ、2回目のプリントチェックを行った。写真はフィリピンで撮影されたジュゴンで、左が最初のもの。水がきれいすぎたので、やり直していただいた。こうしてチェックが終わった作品はパネル貼りされ、今ごろは宅配便のトラックで、神戸を目指していることだろう。