大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

理想的なバディ

ダイビングするうえでの基本的なルールは、21組で潜ること。安全を期すためで、バディシステムという。しかし実際には、バディと離れてしまうことが多く、場合によっては一人のときもある。


トゲチョウチョウウオ

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魚がペアで行動しているのを見ると、理想的なバディシステムだと思う。チョウチョウウオ類の多くは大抵ペアで行動している。ペアで行動する魚のほとんどは、オス・メスとも同じ体色・斑紋をしているが、なぜなのだろう。









テングカワハギ
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サンゴのポリプを主食にしているテングカワハギもペアで行動している。本種の場合は、腹ビレにオレンジ色があるのがオス。











アカハチハゼ
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サンゴ礁域の砂地に生息するアカハチハゼ。常に寄り添って行動している。砂の中からエサを捕るときは交代で行い、片方はホバリングしながら見張り役になる。










ヤマシロベラの若魚                                            

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ヤマシロベラの若魚は、どうしたわけか2尾で行動していることが多い。どちらも若いメスなのでペアではない。もしかしたら同じ時期にふ化した姉妹かもしれない。










マジリアイゴ、
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アイゴ類もペアで行動することが多いが、このマジリアイゴは特に「寄り添い度」が高い。30cm以上離れるところを見たことがない。バディシステムがあまり好きではないダイバーは、うっとうしいと思うに違いない。