大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

ニセゴイシウツボの幼魚

ウツボの仲間は日本に約60種分布している。そのうちダイビングで出会えるのは15種くらいだろう。

ニセゴイシウツボ奄美

イメージ 1

全長が最も長いのはオナガウツボで、3mになるという。しかし、実際に出会えるウツボ類で大きいのはドクウツボとニセゴイシウツボで、どちらも1.8mに達するらしい。









ニセゴイシウツボ(座間味)

イメージ 2

ドクウツボとニセゴイシウツボは長いだけではなく、胴体も太い。ニセゴイシウツボは白っぽい体に黒の斑点が全身に入っている。伊豆半島以南の西部太平洋に分布し、運が良ければ奄美や沖縄で出会うことができる。









ニセゴイシウツボの幼魚(座間味)
イメージ 3

ウツボ類の幼魚はなかなか見られない。警戒心が強いので隙間からあまり出ないからのようだ。本種もそうで、90年に一度出会っただけ。それも斑紋が大きかったので、何ウツボかわからなかった。もしかしたらインディアンモーレイ(黒斑が少し大きい)ではと考えたほどだ。








インディアンモーレイ(タイ・スミラン
イメージ 4

インディアンモーレイとはインド洋に広く分布するウツボだ。しかし学者に聞いたら、ニセゴイシウツボの可能性が高いという答だった。











エビにクリーニングされる(奄美)                                             

イメージ 5

後に発行された『日本の海水魚』(山と渓谷社97年)に載っていた幼魚を見て、学者の答は正しかったと思えた。やはり黒い斑紋が大きかったのだ。

ニセゴイシウツボがクリーニングされている場面はあまり見た覚えがないが、アカシマシラヒゲエビにクリーニングされているのを一度目撃した。