大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

撮影しやすい魚

多くの魚は人間が近づくと逃げる。逃げないまでも、向きを変えて逃げやすい体勢をとる。多かれ少なかれ、警戒心があるのだ。


サンゴ礁を行くヤシャベラ

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それとは逆に、警戒心がない魚もいる。ヤシャベラがそうだ。












人工漁礁を通過するヤシャベラ                                             

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ヤシャベラはサンゴ礁域に生息し、単独で行動している。ここを通って欲しいと思うと、大抵通ってくれる。











下から牙が出ている
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警戒心がない理由は、ダイバーがフィンで海底の石や砂を蹴ったときに、潜んでいた甲殻類や小魚などが現れることを知ったからだろう。だから他のものを撮影していると、こんなにも近寄って来る。









獲物を食べた瞬間
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エサを捕って食べている場面に出会ったことがある。何を捕ったのかはわからないが、岩に叩きつけていた。











シルエットのヤシャベラ
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ヤシャベラは体色もきれいだが、一度シルエットで撮ってみたかった。シルエットで狙う場合、特徴的な輪郭の魚のほうがいい。ヤシャベラは尾ビレや頭部に特徴があるので、色が出てなくてもわかる。